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山登りの体づくり

登山ハイキングにウオーミングアップは必要ない(科学データ)

『ハイキング・ハンドブック』(村上宣寛著)、これは為になる、おもしろい。

ところで、さて、

登山道の入り口で膝曲げたり伸ばしたりイッチニィ♪軽くぅ程度なら、ま、頬笑む景色ですよね。しかし、幾人かのグループ、団体で念入りにウオーミングアップ体操を行っている光景には・・・・・夏休み早朝集団登校ラジオ体操じゃあるまいしぃ、そんなに早々と体力使って、もったいないな、と皮肉りたくなります。いや、おまえ自身の不精モンぶりを正当化しようとしているのだろ、と指摘されると、たしかに、と思えないでもない。いや、ま、でも、登山開始前の体操をまじめに実施なされているのは、著名登山ガイド引率登山、あるいはベテランリーダーのいるハイキンググループの皆さま方々に多いようですね。

あ、ぼくも20年ぶりに登山再開の折り、某登山講習会に参加し、「ハイ、各自、ウオーミングアップ、ストレッチをやってください」と命じられました。

で、イチニィ、おイチニィ、ニィニィ、サンシィとラジオ体操もどきをしましたところ・・・「あ、、なにやってるの? ストレッチは反動つけないんだよ」と叱られましたっけ。あっはは。え?ストレッチも知らないのかあと・・・いえ、ま。それはともかく、この本には、ウオーミングアップ体操はケガ防止にも筋肉痛予防にも役立たないという科学データが記載されているのです。

Cimg0869 『ハイキング・ハンドブック』(村上宣寛著)

(253P)

ハーバートらのレビューは・・・・参加者一二二〇名のフィールド研究である。結果は非常に一貫性があり。エクササイズの前にストレッチを行う場合、一日後の筋肉痛は一〇〇段階尺度で0.5段減少した。一方、エクササイズの後にストレッチを行う場合、一日後の筋肉痛は一〇〇段階尺度で一段減少した。一応、統計的には有意な差であるが、、この値は極めて小さく、実質的にストレッチには効果がないという結論である。

ほら、ね。

ぼくの経験則がどんぴしゃです。どーや顔のぼくでございます。Cimg0860_2

ただし『ハイキング・ハンドブック』著者の村上先生(富山大学人間発達学科学部教授)は、こうもおっしゃっています。・・・サイエンスは、最終的に多くの人にとって利益となる。勝利を収めるのは、常にサイエンスの側であって個人的経験の側ではない・・・耳障りかもしれないが、サイエンスの声を聴いてほしい・・・と、経験則なドヤ顔に冷や水をぶっかけてくれます。ああ、はい。

この本には個人的経験の側からではなく、経験則という思い込みや一般常識による確証バイアス(心理学用語)を否定する刺激的なサイエンスの声が満載です。

「●必殺ふらふら歩きのすすめ」

「●靴は軽くても疲れる」

「●靴を足に合わせる」

「●経験が豊富だとケガが減るか」

「●荷物を軽くすると安全か」

必殺ふらふら歩きは、上体がふらふら揺れる歩行法のようです。立山の登山学校で講師に「見苦しい歩き方」と言われたが、村上教授は38㌔の荷物を背負いアメリカのジョン・ミューア・トレイルで奥様を10日間ガイドした。・・たいした消耗も疲労もなく歩き通せた・・そうです。すごいですね。38㌔ですよ。ぼくも、むかし^^)は、、さておき、現況は3.8㌔でも----つらい。.

一冊、2700円、え、稀覯本、いや新刊本、でも貴重なデータの数々、お買い得な一冊です。